Looker 7でIDE(モデルやビューのWeb編集画面)のUIが改善されました #looker
2020年01月末にリリースされた「Looker 7」。
そのバージョン「7.0」では、便利になった様々な新機能がリリースされています。
当エントリでは、その中から「IDEの改善」について、内容を紹介していきたいと思います。
目次
- 要素の一括移動&削除が可能に
- Shift + Clickで要素をまとめて選択
- ファイル移動後のフォルダ自動展開
- フォルダ内のテーブルからビューを作成
- フォルダの一括折りたたみ
- ネイティブにインポートされたプロジェクトファイルを表示
- まとめ
要素の一括移動&削除が可能に
Looker 7では、モデルやビューを編集する画面のUIについて、より便利に使いやすく改善が加えられました。
要素の一括移動
まず最初は「要素の一括移動&削除」。従来のUIだと1つずつ個別にしか出来なかった操作が、まとめて出来るようになります。
今回紹介する「一括移動&削除」を含めた操作については、赤枠内で囲ったメニューから処理を指示します。
3点メニューをクリックし「Bulk Edit」を選択すると、
以下のようなチェックボックス群が要素の先頭に表示され、選択が出来るようになります。必要なファイル要素を選択した上で「Bulk Move Items」を実行すると、
「どこに移動させるか(Move to)」のウインドウが起動します。所定のフォルダを指定して「Move」を押下すると、
以下の様にまとめてファイルを移動させる事が出来ました。
要素の一括削除
一括移動と合わせて「一括削除」も実行することが出来るようになりました。上記「一括移動」同様、複数ファイル選択が出来る状態でファイルを選択し、「Bulk Delete Items」を選択。
ファイル削除確認画面が起動するので、内容を確認後「Yes, Delete」を押下。ファイルを削除する事が出来ます。
Shift + Clickで要素をまとめて選択
このワザを使うと、要素をワンクリックで複数選択可能です。複数ファイル選択モードでチェックボックスの上にマウスカーソルがある状態でShiftを押しながら要素をクリックすると...
以下の様にファイルをまとめて選択することが出来ます。ファイルの数が多くなった時に使える便利テクですね!
ファイル移動後のフォルダ自動展開
ファイルを任意のフォルダ上にドラッグアンドドロップした場合、ファイルをそのフォルダ内に移動させた上で、そのフォルダを自動で展開してくれるようになります。ファイルが正しく移動されている事もこれで確認しやすいですね。
フォルダ内のテーブルからビューを作成
フォルダ内からテーブルからビューを新規作成できるようになりました。フォルダのメニューをクリックして、作成するファイルのタイプを選択することで展開が可能です。
フォルダの一括折りたたみ
色々操作をしているとフォルダも開きっぱなしのものが増えてしまいます。メニューの「Collapse all folders」を実行すると、
開いていたフォルダ群がまとめて折り畳まれます。
ネイティブにインポートされたプロジェクトファイルを表示
IDEフォルダーが有効になっているプロジェクトの場合、Looker IDEはインポートされたプロジェクトファイルをimported_projects左側のナビゲーションペインのフォルダーに表示します。インポートされたプロジェクトファイルをクリックして、その内容を表示できます。詳細は下記ドキュメントをご参照ください。
まとめ
という訳で、Looker 7で改善されたIDEのUI周りのポイントまとめでした。
モデルやビューの編集作業を行っているとどうしても作業効率を上げる必要性に迫られてくる時があるかと思います。そんな時にこの辺の機能・テクニックを駆使していけば大幅に作業効率Up、スピードアップが見込めそうですね。